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【書評】島田裕巳「創価学会」

名前だけはよく知ってるやつ。 概要  宗教学者・島田裕巳による、日本有数の宗教団体・創価学会の解説書。  創価学会関連の書籍のほとんどが、基本的に礼賛か批判のいずれかに内容が偏る中で、本書はあくまで中立的な立場から創価学会とは何たるかを解説...
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【書評】島田裕巳「神社崩壊」

神社界の実情。 概要  宗教学者・島田裕巳が、自身の考察とともに日本の神社が作る組織とその内情を綴った解説書。  2017年末に発生した富岡八幡宮の宮司殺害事件を入口に、まずは神社界の懐事情や経済格差の実態を詳説している。  そして、日本神...
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【書評】原武史「知の訓練:日本にとって政治とは何か」

教養の講義受けておけば良かった。 概要  政治学者・原武史が明治学院大学で開講した「比較政治学」の講義録。  主に明治以降の日本の政治について、多様なキーワードとの関連性を深堀りしながら、その特質を明快に述べている。  大学1,2年生のレベ...
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【書評】名越健郎「ジョークで読む国際政治」

素地の重要さを実感。 概要  ジャーナリスト・名越健郎が送る、国際政治をネタとしたジョーク集。  著者がワシントンとモスクワでの海外駐在を経た後、自らが収集した各国の政治ジョークをもとに執筆した連載記事を再構成したもの。  当時の政治情勢が...
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【書評】久里健人「その病気、市販薬で治せます」

こういう本、欲しかった。 概要  薬剤師・久里健人が代表的な市販薬の特性、扱い方について解説した手引書。  いわゆる風邪薬の解説はもちろん、ダイエット用品や精力剤、発毛剤などデリケートな対象も扱う。  また、ドラッグストアと薬局の違い、薬品...
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【書評】藤原正彦「国家と教養」

経験と積み重ね。 概要  「国家の品格」の藤原正彦が教養との向き合い方を示した提言書。  古代ギリシャの時代から現代までの世界、および幕末から現代までの日本において教養、および教養人が歴史上どのような役割を果たしてきたかを解説している。  ...
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【書評】藤原正彦「国家の品格」

何気にすごく売れた新書をちゃんと読むのは初めて。 概要  数学者・藤原正彦の言わずとしれたベストセラー。  著者の経験に基づき、「日本」という国家が持つべき品格と、その品格を身につけるための条件について説く。  現代では正義とされている民主...
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【書評】篠田達明「徳川将軍家十五代のカルテ」

一石二鳥は素晴らしい。 概要  医師・篠田達明が徳川歴代将軍の既往歴を探り、死因を考察した診断記録。  文献に記された徳川歴代将軍の病歴から各将軍の健康状態、臨終の様子からその死因を現代医学の知見に基づいて考察している。  診断対象は将軍だ...
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【書評】保阪正康「あの戦争は何だったのか」

今回読み返した中で、最も前回から捉え方が変わった一冊。 概要  作家・保阪正康が太平洋戦争について解説した「大人のための歴史教科書」。  内容は旧日本軍の組織構造から開戦に至るまでの経緯、戦時中の状況、降伏までの経緯について詳細に書かれてい...
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【書評】上原善広「異形の日本人」

個人的にこういうのすごく好き。 概要  フリーライター・上原善広が送る、いわゆる「異端」とされてきた人々の半生を綴ったルポ。  彼ら、彼女らがなぜ「異端」とされてきたかを紐解きながら、彼ら、彼女らを「異端」たらしめた日本という国、日本人の本...