前回
の続き。
今回から、「重力と呼吸」の中から私が気に入った曲を1曲ずつレビューしていく。
Your Song
「重力と呼吸」の1曲目を飾るロックバラード。
最初に聴いたときは「微妙か?」と思ったが、繰り返し聴く内にハマっていった。
最初に感じた違和感は他の人たちも感じていたようで、どうも「Mr.Childrenっぽくなく」て「あるバンドを意識して作られているよう」だと言う。
(「あるバンド」は若手バンドの名前だった気がするけど忘れた。)
この曲を聴く中で気づいたことが1つある。
それは、バラードなのに「好き」とか「愛」とかバラードの鉄板単語が1つも入っていないこと。
しかしそれでいて、歌詞からは「君」を想う気持ちがありありと伝わる。
ありきたりな言葉を連ねたバラードが多い中でこの曲が注目され、バラードの在り方に一石を投じるような存在になってくれたら嬉しい。
海にて、心は裸になりたがる
2曲目というアルバムにおいて大事なポジションを担うのがこの曲。
体全体を気持ち良いほど爽快に突き抜けていくロックナンバー。
初めて聴いたとき「これ絶対ライブで盛り上がる」と感じた。
ライブで1曲目に披露するイメージだったが、「Tour 2018-19 重力と呼吸」と「Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”」のいずれでも本編後半での披露。
「Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”」 では本編ラストに披露されたが、それでも盛り上がり方が尋常じゃなかった。
ぜひまたライブでこの曲にお目にかかりたい。
そしてできれば、1曲目に据えて会場のボルテージを一気に上げる起爆剤になってほしい。
SINGLES
「重力と呼吸」3曲目。
個人的に「3曲目」というのは、初めてアルバムをフルで聴き始めた際、1、2曲目にはあった高揚感が薄れてきて印象に残りづらいことが多い。
しかし、この曲に関しては全くそんなことはなかった。
むしろ「重力と呼吸」の中で個人的に1位、2位を争うほど好きな曲だ。
「COUPLE」だった2人が別れると1人の2人、つまり「SINGLES」(1人の複数形)になる。
曲を聴きながらこの曲名の意味を理解したとき、思わず感動した。
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