かなり今更ではあるが、2018年10月発売のMr.Childrenオリジナルアルバム「重力と呼吸」について書く。
まずは全体を通しての所感、というか思ったことを書くだけ書いていこうと思う。
本アルバムの詳細が発表されたとき、私がそうだったように、多くの人が驚いたに違いない。
まず10曲という収録曲数と、50分に満たない収録時間。
「[an imitation]blood orage」のときでさえ短いと感じたのに、それよりも短い。
「スランプに陥ったのか?」と考えたりもしたが、収録曲名を見てその考えに「待った」がかかった。
「ヒカリノアトリエ」「お伽噺」「こころ」「忙しい僕ら」が入ってない。
この事実に気づいたとき、真っ先に頭に浮かんだのは「深海」と「BOLERO」だ。
2枚のうち先に発売されたのは「深海」だが、シングル曲の収録順が時系列に沿っていないのだ。
・「名もなき詩」(1996年)
・「花 -Memento Mori-」(1996年)
・「マシンガンをぶっ放せ」(1996年)
・「Tomorrow never knows」(1994年)
・「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」(1994年)
・「【es】~Theme of es~」(1995年)
・「シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~」(1995年)
・「Everything(It’s you)」(1997年)
「『重力と呼吸』は、『深海』と『BOLERO』でいうところの『深海』にあたるアルバムなのでは?」と私は考えた。
そしてそう遠くない時期に「ヒカリノアトリエ」等が収録された、「BOLERO」にあたるアルバムが発表されるのではないかと、勝手に予想している。
だが私個人としては、「ヒカリノアトリエ」等の4曲があまり好みではないので、もし「BOLERO」にあたるアルバムが発表されても過度に期待はしないでおこうと思っている。
「重力と呼吸」自体が結構私好みで、これを基準にしたらいけないなと思うところもあるのだけれど。
「重力と呼吸」そのものに関しては、私は結構好きだ。
おそらく「REFLECTION」が発売される前の、小林色に染まったMr.Childrenに辟易としていた私だったら「こういうアルバムを出して欲しかったんだ」と喜んでいたに違いない。
正直、冒頭3曲が良すぎて、この3曲だけでも「良い買い物をした」と思わせるには十分だった。
今までの経験で、アルバムの3曲目は微妙に感じることが多いけど、今回はそういったことが全くなかった。
その3曲を含め、気に入った曲を1曲1曲紹介しようと思ったが、総括(?)が長くなったので別記事にする。
続きはこちら。
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