前回
に引き続き、今回は東京事変3rdアルバム「娯楽」より3曲を紹介。
この「娯楽」は作曲をすべて林檎さん以外のメンバーが担当しており、表題通りバラエティー豊かな曲が集められている。
OSCA
3rdアルバム「娯楽」の5曲目であり、東京事変4thシングル。
自分の中ではこの曲は歌詞云々ではなく、ライブパフォーマンスを楽しむだけの曲に終始している。
パフォーマンス自体も完成度が高いが、何より前曲「能動的三分間」と次曲「絶対値対相対値」への繋ぎ方が絶妙で、これら3曲をまとめて聴くことが多い。
「live tour 2010 ウルトラC」でも次曲「FOUL」への流れが好きで、基本セットで聴いている。
ちなみにこの「OSCA~FOUL」のセットは解散ツアーの「Live Tour 2012 Domestique Bon Voyage」でも登場するが、個人的には「ウルトラC」の方が好みだ。
月極姫
3rdアルバム「娯楽」の10曲目。
初めて聴いたときはそこまで印象に残らなかったが、2回目に聴いたときにサビで一気に引き込まれた。
女性心理を描いた歌詞も興味深く、その意味をあれこれ類推してみようとするが、いつもどん詰まって終わってしまう。
女性なら理解できるのだろうか…
ぶかぶかのシャツからキャミソール姿へ衣装替えするシーンがハイライト。
歌詞を意識したパフォーマンスだろうが、男性心理の掴み方は見事としか言いようがない。
ただ、そんな完全に男性向けのパフォーマンスで、女性からも歓声を受けてしまうのは林檎さんの凄いところだと思う。
キラーチューン
3rdアルバム「娯楽」の10曲目であり、東京事変5thシングル。
こちらも「月極姫」同様、1度目は響かなかったが2回目以降お気に入りに。
ただ、原曲のアウトロの締め方が個人的にあまり好みではなく、原曲はあまり聴かない。
この演奏のアウトロが私の中の正解である。
物語で言う大団円、ハッピーエンドという言葉が相応しいアレンジで、タイトル通り観客を殺しにかかっている。
もちろんその前の歌唱、演奏も非の打ち所がなく素晴らしい。
特に2番以降のパフォーマンスは何度観返しても物足りず、気が付くとその部分だけをループしている自分がいる。
終わりに
また時間が経てば、違う曲でも味わいが変わり、別の曲に夢中になっているかもしれない。
次はどの曲の虜にされるのやら。
END
※追記
4thアルバム「スポーツ」編を執筆。
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