ずっとMr.Childrenの曲を紹介してきたが、たまには違うバンドの曲をと言うことで、今回から東京事変を扱っていこと思う。
東京事変に関しては下記記事を参照。
まずは1stアルバム「教育」から3曲。
林檎の唄
1stアルバム「教育」の1曲目。
林檎さんソロ名義のシングル「りんごのうた」のセルフ・カバー 。
「教育」を借りて一発目に流れたこの曲に、私は完全に引き込まれた。
遠慮なく曲中で自己主張するドラムとギターに、若干エフェクトがかかった林檎さんの歌声が程よくマッチしている。
その中で音を繋ぐように叩かれるタンバリンも良いアクセントになっている。
しかし、1曲目から観客のボルテージを上げ、一気に椎名林檎ワールドへ観客を引き込むパフォーマンスは圧巻だ。
「教育」以降のアルバムからメンバーが変わっているため致したがない部分もあるが、一度生で聴いてみたい曲である。
群青日和
1stアルバム「教育」の2曲目にして、東京事変のデビューシングル。
初めて聴いたのは、解散直前のミュージックステーションでのパフォーマンスだった。
実際に原曲を聴いたときに、原曲はキーが下であることを知り、同時に「こっちの方が好きだな」と思った。
初めて上記の「林檎の唄」そして「群青日和」を聴いて以降、この2曲を特に気に入った私は当分この2曲をヘビロテすることになる。
理解できないかもしれないが、「赤」から「青」へ、ちょうどMr.Childrenのアルバム「SNESE」の冒頭2曲「I」と「擬態」の関係に似ているように感じた。
本曲は東京事変ファーストシングルとして、多くのライブで披露されている。
キーを上げての個人的ベストアクトは上記動画の「2O2O.7.24閏vision特番ニュースフラッシュ」である。
いずれも非常に完成度が高いパフォーマンスだが、「2O2O.7.24閏vision特番ニュースフラッシュ」は特に前曲「新しい文明開化」からの流れが秀逸で、前曲と合わせてヘビロテしている。
遭難
1stアルバム「教育」の4曲目であり、東京事変2ndシングル。
正直、あまり好きではなかった曲。
そして現在も原曲はあまり好きではなく、聴くことはまずない。
このパフォーマンスを知って以来、この曲はこのライブアレンジのものしか聴かなくなった。
はっきり言って原曲とは全く違う曲になっているが、私はこちらの方が圧倒的に好みだ。
おそらく、原曲はタイトルと曲調にギャップがあり、私はそれに違和感を覚えたのだと思う。
(中にはそのギャップが良いという人もいるだろうが。)
だがこのパフォーマンスは、いわば救助信号を発信し続けて本当に助けを求めるような「遭難」であり、私の中にあった違和感を解消させてくれるものとなった。
終わりに
結成当時のメンバーが制作したアルバムは実はこの「教育」のみで、2作目以降はまた違ったテイストのアルバムになっている。
それでも魅力的な曲は多く存在するので、随時紹介していこうと思う。
END
※追記
2ndアルバム「大人」編を執筆。
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