私が日頃チェックしているブログに投稿された、とある記事を踏まえて。
序
ブログ「うちの3姉妹」をたまたま目にし、そのまま一気読みしたのが私が大学生のとき。
以来、「育児ブログ巡り」は私の数少ない趣味の1つになった。
時に笑い、時に癒され、時に学び、時に考えさせられ…
特に気に入ったブログはブックマークし、新着記事をチェックするのが日課になっている。
その記事もいつものように、とあるお気に入りのブログの新着記事をチェックしている中で見つけた。
ブログを運営しているのは、2人の娘さんをもつママさんブロガー。
本記事では仮にAさんとさせて頂く。
シンプルながら柔らかいタッチの絵、なにより当時まだ赤ちゃんだった長女ちゃんの可愛さにやられ、すぐにブックマークに登録した。
以来、ブログを通じて長女ちゃんの成長を見守ってきた(と勝手に自負している)。
そして去年には次女ちゃんが誕生し、「お姉ちゃん」になった長女ちゃんの様子を見ては、そのいじらしさに思わず笑みをこぼしている。
その記事は、そんな「お姉ちゃん」になった長女ちゃんについて取り上げたものだった。
「上の子」への接し方
その記事は、妹ができて「上の子」になった長女ちゃんに接する上で何に気を付けているか、Aさんがまとめたものだ。
具体的にどういったことをされているか簡単にまとめると
・愛情表現をちゃんとする(「好き」と言葉で伝えるなど)。
・下の子も上の子のことが「大好きなんだよ」と伝える。
・上の子が抱っこを求めたら、作業を中断して10秒抱っこする。
・たまにお母さんと2人だけの時間を作る。
・赤ちゃんのことも叱る。
・下の子を「可愛い」と言ったら、上の子にも「可愛い」と言う。
・etc…
といったことを意識して、実践されている。
この記事を読んで、私が真っ先に思ったこと。
果たして世の中のお母さんの何人が、これだけのことを意識して実行できているのだろうか?
ただでさえ日々の家事に追われる中、2人の乳幼児の世話をし、加えて(程度の差こそあれ)仕事もこなす…
そういった生活の中で蓄積される体力的、精神的疲労は半端ではないはず。
育児に関しては、最低限の世話だけで精一杯だというお母さんも少なくないと思う。
そういった中でも、ご自身は「綺麗事を含む」と謙遜されているが、子どもために考え、悩み、ここまでのことを実行に移しているAさんには、ただひたすら敬服しかない。
環境の大切さ
そして、同時に思ったこと。
こういったことを、したくてもできないお母さんがどれほどいるのだろうか?
と言うか、この記事を読んだお母さんの中には
そんなことをできる環境があるのならとっくにやってるわ!
と声を上げたくなった人も少なからずいるんじゃないかと思う。
誤解を恐れず言えば、私もAさんがこうした育児を実施できるのは、充実した環境に助けられている面が強いと感じている。
具体的には
①金銭的な余裕がある。
②人間関係に大きな問題がない。
③周囲のサポートがある。
④有益な情報を享受できる環境がある。
⑤自分のメンタルを左右する趣味嗜好がない。
といった具合だ。
①金銭的な余裕がある。
センシティブな部分もあるから深掘りはできないが、ブログを閲覧してみた感じ困っている雰囲気はなさそうである。
②人間関係に大きな問題がない。
問題になりがちな義両親との関係が良好(ご主人の実家に帰省できる、一緒にお出かけできるなど)なのは大きい。
ご主人とも、たまにケンカすることはあるようだが、それ以外は十分良好である。
他、ご両親、ご姉妹、ご友人など、周囲の人間関係には問題はなさそうである。
③周囲のサポートがある。
②にも関連するが、周囲のサポート体制がしっかりしているのは心強いはず。
育児に理解を示し、協力的なご主人。
近くにお住まい、健康、孫育に協力的かつ関係が良好である両親の元へ里帰りできる環境。
特に次女ちゃん出産直前の様子から、サポート体制の厚さが見て取れる。
④有益な情報を享受できる環境がある。
これは現代人全員に言えるが、インターネットで様々な人の体験談や知恵を知ることができる環境は強力な武器だ。
特に著名なブロガーさんのもとには、ただでさえ多くの人から有益な情報を貰える環境がある。
⑤自分のメンタルを左右する趣味嗜好がない。
これは環境と言うよりAさん個人の話になってしまうが、これの有無で育児は大きく変わってくるはずだ。
わかりやすいのはお酒とタバコだが、ブログを見る限りタバコは吸われていないようだし、お酒ともうまく付き合っているようなので問題はないだろう。
以上のことを考えると、Aさんは育児以外のことに関してはほぼストレスフリーな状態にあり、その環境が子どもと真摯に向き合う育児を支えていると言える。
そして裏を返せば、これだけの環境が整っていなければ、子どもと真摯に向き合っての育児をすることが難しいのが、今の日本の現状だとも言えよう。
事実、これだけの環境を整えて育児をしているお母さんが、果たして何人いようか。
少なくとも、今の日本においてはかなり恵まれた環境であることは間違いない。
下記に続く。
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