最初は響かなかった。
殿堂入り2曲目。
多くのMr.Childrenファンにとって特別な存在になっているであろうこの曲。
もちろん私も例外ではない。
だが、この曲を聴いた当初は「まあまあよくある応援歌かなあ」ぐらいにしか思っていなかった。
その感想を劇的に変えたのは、2007年の「”HOME” TOUR 2007」のライブDVDを観たとき。
このライブではアレンジバージョンでの演奏されていたのだが、このパフォーマンスが胸に突き刺さった。
以来、2009年の「TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜 」、2011年の「SENSE -in the field-」とこの曲のパフォーマンスに触れ続けた。
そしていつの間にか、私の中で重要な位置を占める曲になっていった。
原曲も良いのだが、やはり一番はライブ。特に「SENSE -in the field-」でのライブパフォーマンスは感動で心が震えた。
今もこれからも、私の人生にそっと寄り添い続けてくれる存在として、頼りにしていくことになると思う。
ライブでの「終わりなき旅」
「名もなき詩」とともに、こちらも定番曲。
原曲に忠実なパフォーマンスをすることもあるが、スローテンポから始まるアレンジバージョンでの歌唱も多い。
私は当初はアレンジバージョンが好きだったが、後に原点回帰して、今は原曲に忠実なパフォーマンスの方がお気に入りだ。
当時どういった状況だったかというと、
・2007年のツアー以降、一貫してアレンジバージョンでのパフォーマンス。
・2011年、東日本大震災。
・震災復興支援ソング「かぞえうた」配信限定発売。
・前ツアー「Tour 2011 “SENSE”」で「かぞえうた」が大トリ。
といった具合で、おそらくほとんどの観客は本ツアーでも「かぞえうた」が大トリだと予想していたと思う。
そうしていざツアーが始まると、1曲目がショートバージョンの「かぞえうた」であり、アンコールに「星になれたら」や「Tomorrow never knows」などの名曲を揃えた後に、再び「かぞえうた」を披露した。
大多数の観客は、この「かぞえうた」で終わりと思っただろう。
しかしその予想とは裏腹に、桜井さんがギターを持ちマイク前に立つ。
「最後の最後に、消えない希望と、終わらない夢をこの歌に乗せてお届けします」
まさか・・・ と観客が感づく中、耳に飛び込んできたのは、聞き慣れた原曲バージョンのギターによるイントロ。
この曲を披露するまでの演出と、東日本大震災というバックグラウンド、そして4人が全身全霊をかけて奏でる壮大な演奏が、より大きな感動を私の中にもたらしたのだ。
原曲バージョンパフォーマンスの1つの完成形だと思う。
特に最後のアウトロで4人が向かい合って演奏する姿は、「DISCOVERY TOUR」を彷彿とさせる名シーンだ。
最後の締めで一瞬、フライング気味のギター音が聞こえるのが、個人的にマイナス要素になっていたが、今はこれもアリだなと思っている。
2012年の「TOUR POPSAURUS 2012」と同じアレンジだが、こちらはより洗練された演奏になっている。
正直、アレンジバージョンの完成形だと思うのだが、どうだろう?
収録情報
アルバム
・DISCOVERY
・Mr.Children 1996-2000
・Mr.Children 1992-2002 Thanksgiving25
ライブビデオ
・Mr.Children TOUR ’99 DISCOVERY
・Mr.Children Concert Tour Q 2000-2001
・wonederful world on DEC 21
・Mr.Children Tour 2004 シフクノオト
・Mr.Children “HOME” TOUR 2007
・Mr.Children “HOME” TOUR 2007 -in the field-
・Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜 IN TOKYO DOME
・Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field-
・MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012
・Mr.Children Stadium Tour 2015 未完
・Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25
END
※追記
殿堂入り3曲目「HERO」執筆。
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