前回
の続き。
最後に、「死」を共通テーマとする2曲を紹介する。
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花の匂い
ボレロのリズムにのせて歌うは、亡き人への思い。
個人的に、一度は生で聴いてみたい曲の1つでもある。
MVのアニメも「くるみ」に引けを取らない名作。
百聞は一見に如かず。是非一度フルで観てもらいたい。
映像化されているライブは現在のところ「Tour 2009 ~終末のコンフィデンスソングス~」しかないが、パフォーマンスは素晴らしい。
特にラスト。
「ありがとう」「さよなら」を繰り返すシーンは本作のハイライトだ。
大切な人を失った人ならば、涙なしでは観られない場面ではないだろうか。
かぞえうた
2011年3月11日。東日本大震災。
この日は、多くの日本人にとって忘れられない日となった。
この震災の復興支援ソングとして配信されたのが、この曲である。
「絶望の中でも、希望を1つ1つ数えて、少しずつでも前に進んでゆこう」というメッセージが込められている。
しかし桜井さんは当初、誰かを励ましたり感動させたりするために曲を作ることがやましいことのように思え、復興支援ソングを作ることに乗り気ではなかったそう。
そのような心境の中、頭の中にふと浮かんだのが「かぞえうた」というフレーズ。
「目の前が真っ暗な中でも、絶望や苦しみではなく、希望を数えて生きていく力が人間にはあるはずだ」
この思いを綴り、音を乗せて完成したのがこの曲である。
ライブでの個人的ベストテイクは「TOUR 2011 “SENSE”」。
本ツアーの開催中に震災が発生し、その後は大ラスに本曲が据えられるようになった。
特別なアレンジはなく、原曲に忠実に演奏されている点が高ポイント。
演奏前のMCでは、上記の思いが実際に語られている。
本ツアーの開催中に震災が発生し、その後は大ラスに本曲が据えられるようになった。
特別なアレンジはなく、原曲に忠実に演奏されている点が高ポイント。
演奏前のMCでは、上記の思いが実際に語られている。
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終わりに
「Everything(It’s you)」「口笛」「君が好き」「and I love you」「here comes my love」…
まだ名曲と称されるバラードは数多くあるが、一旦ここで区切りをつける。
次は90年代の名曲集か、お気に入りのライブアクト集か、いずれもまだ紹介していない曲を取り上げていこうと思う。
END
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