概要
ギャグの9割は下ネタで、ボケるのは専ら女性陣。
その斬新な設定に、当初は衝撃を受けた。
けしからんことにアニメ化までされ、そのキャストのラインナップはかなり豪華。
さらにキャストがパーソナリティをつとめるラジオ「全ラ」も終始下ネタで占められ抱腹絶倒もの。
そして2017年には劇場版も制作され、映画館まで自らの土俵にしてしまった本作品。
今後の動向にますます目が離せない。
主要登場人物
津田 タカトシ(つだ タカトシ) CV:浅沼晋太郎
桜才学園に通う高校2年生。
桜才学園生徒会長・天草シノに半ば強制的に生徒会に入会させられ、副会長を務めることに。
本作における貴重なツッコミ役で、複数の女子生徒から好意を寄せられている。
天草 シノ(あまくさ シノ) CV:日笠陽子
桜才学園3年の生徒会長。
タカトシを生徒会に引き込んだ張本人。
才色兼備の完璧超人で人望も厚いが、事あるごとに下ネタを連発するのが難点。
スレンダーな体型を気にしている。
タカトシに好意を寄せている。
七条 アリア(しちじょう アリア) CV:佐藤聡美
桜才学園3年の生徒会書記。
大豪邸に住む生粋のお嬢さま。
天然でおっとりした性格だが、穏やかな口調で放たれるジョークは非常に重い。
ダイナマイトボディの持ち主で、シノをたびたび嫉妬させている。
萩村 スズ(はぎむら スズ) CV:矢作紗友里
桜才学園2年の生徒会会計。
生徒会トップの頭脳を持つ帰国子女。
5か国語を操り、10桁の暗算もこなす天才。
しかし、小学生を連想させる幼児体型の持ち主で、初対面の人間には大抵子ども扱いされる。
タカトシに好意を寄せている。
私見
はっきり言って下らないけど、メチャクチャ面白い。
ギャグマンガ自体、私は嫌いではないのだが、やはり女性陣が積極的に下ネタに絡んでいくのが、この作品の真骨頂だろう。
昔の作品では「Dr. スランプ」のアラレちゃんが下ネタ好きだが、アラレちゃんの下ネタは小学生男子レベルであることを考えると、こちらが異質であることに間違いはない。
この作品の価値を高めたのはやはりアニメだと思う。
作品自体の完成度が高いのはもちろんだが、声優さん方が自然体で作品に関わっているのが一番大きいだろう。
その姿を垣間見れるのが、キャストがパーソナリティをつとめる「アニメ『生徒会役員共』が全部わかるラジオ、略して全ラ!」だ。
このラジオ、いわゆるふつおたのコーナーしかないシンプルなラジオなのだが、アニメがアレなもんだからラジオもアレなわけである。
だからと言って、キャストの皆さんは臆することはほとんどなく、むしろ自然体に近い姿勢でラジオを進行している。
こちらとしても肩に力を入れることなく、心地よく聴くことができるし、何度聴いても飽きない。
何度か断続的にシリーズ名を変えてラジオも続けられてきたが、2017年以降再開には至っていない。
もう一度、あのバカな雰囲気の中で笑いたいものだ。
終わりに
アニメとラジオは現在公表されていないが、原作はずっと続いており、定期的に魅力的なキャラクターも登場している。
タカトシを巡る恋愛模様を含め、今後どのような展開になっていくか楽しみだ。
END
※追記
最新単行本18巻の感想。
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