Mr.Children、B’z、東京事変に関してはこれまでに記事を書いてきたが、本記事では彼ら以外で私が頻繁に聴く曲を紹介する。
レミオロメン「もっと遠くへ」
フジテレビ系北京オリンピックテーマソング。
オリンピックのコーナーでこの曲を初めて聞き、好印象を抱いた。
だが初めてフルで聴いたときの感想は、「もったいないなぁ」だった。
確かに曲は素晴らしく、どのアーティストにも引けを取らないと思う。
問題は歌詞だ。
詞と詞の繋がり方が不自然に感じる部分が何か所かあり、歌詞を意識して聴いていていると頭にいくつもの疑問符が浮かんでしまう。
曲の主人公が2人いて、視点が所々で入れ替わっているのは確かだが、それでも詞の繋がり方の違和感は拭い切れない。
それでも曲そのものは素晴らしいので何度聴いても飽きず、現在もふと耳に入れたくなるときがある。
ゆず「春風」
ある音楽番組で紹介されていたのをたまたま観たときに、サビの雰囲気に魅せられた。
当時の私は、ゆずと言えば「夏色」「ストーリー」といったポップでキャッチーな曲や「栄光の架橋」ぐらいしか知らず、これといって好きな曲はなかった。
だが、この曲のサビを始めて聴いたとき「これ、かなりいい曲じゃないか?」と直感的に感じ取った。
その後ベストアルバムを借り、フルで聴いてみると大当たり。
特に2番のサビの手前に風が吹き込むようにバイオリンが鳴り、サビで一気に通り抜けていくような演奏が気に入っている。
中島みゆき「地上の星」
有名な曲なので前から知ってはいたが、最初はそこまで好きではなかった。
今でも原曲はあまり聴きません。
転機が訪れたのは大学2年か3年のときだった。
音楽番組でこの曲が紹介され、ライブ映像が流れたのをたまたま見たのだ。
そこに映っていたのは、ロック風にアレンジされたこの曲を、ギターを引っ提げて凄みの効いた声で歌うみゆきさんの姿。
思わず目が釘付けになった。
それほどまでにカッコよかったのだ。
そして、アンコールでこの曲が披露されたとき、鳥肌が立つほど感激した。
原曲とは全く異なる迫力満点のイントロが終わると、ネックジョイントに右手を添え、直立不動でみゆきさんが歌い始める。
この姿がまたカッコいい。
そしてその姿勢のまま、テレビで流れていたサビのシーンへ。
この辺りで涙が出そうになった。
そして最後はギターを降ろし、慈愛に満ちた笑みを浮かべて大サビへ。
このパフォーマンスで、この曲への親しみが一気に沸いた。
またこのライブビデオを観たことで「糸」や「ファイト!」にも心を打たれて「大吟醸」と「Singles 2000」をレンタルし、さらにそこで「悪女」や「わかれうた」にはまり…といった具合で、しばらく中島みゆきを聴き倒していた。
今はそれほどではないが、この曲のこのライブパフォーマンスだけは今も聴きたくなるときがある。
荒井由実「ひこうき雲」
「風立ちぬ」で再脚光を浴びた本曲。
しかし、私がこの曲にハマったのは「風立ちぬ」上演から数年後のことだった。
(ぶっちゃけ私は「風立ちぬ」を未だにちゃんと観てないし、観る予定もない。)
きっかけはYouTube。
何かの動画を見ていたときに、関連動画の欄に松任谷由実メドレーの動画があった。
何の気なしにその動画を視聴し始めると、最初の曲がこの「ひこうき雲」だった。
1番のサビまで聴いて、こう思った。
「めっちゃ良い曲じゃないか」
曲はもちろん、歌詞の情景描写が素晴らしく、頭の中に自然にその光景が浮かび上がってくるのだ。
3分半弱の短い曲だが、何回聴いても飽きず、ついヘビーローテーションしてしまう。
END
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