書評、というほどでもないがKindleで購入したので読んだ感想をば。
作品紹介
ライブドアブログ「えむふじんがあらわれた」にて投稿された作品をまとめたコミックエッセイ。
ブログでは、著者えむふじんさんのご家族(主に子どもたち)が巻き起こす愉快な日常がコミック形式で描かれている。
書籍では特に、色々な意味で強烈なキャラをもつ末娘のえむみちゃんにスポットが当てられた作品がまとめられている。
(ブログも含めた)感想
このブログ、私も日常的に(勝手に)お世話になっており、出勤前のバス停でこのブログの投稿を読むのが日課になっている。
ブログ、または書籍を読んでもらえばわかるが、子どもたちのキャラが濃くてずっと読んでいても全く飽き飽きしない。
以下、色々思ったことを羅列してみる。
●お子さんたちの理系素質が羨ましい。
エセ理系の私が言っても説得力皆無かもしれないが、お子さん3人には間違いなく理系の素質があると思う。
長男のえむお君は、昔は工作好きな男の子だったとのこと。
今でこそゲームを「プレイする」方に傾倒しているが、プログラミング等に興味を持った上でゲームを「作る」方に傾いていけば将来大化けしそうな予感。
おそらく今は中学受験を終えて長い燃えつき症候群に入っていると思われるので、高校で復活かつ覚醒することを期待。
長女のえむこちゃんは鉱石好きの元素好き。
これでパズルとかも好きなら、化学関係の仕事が天職かもしれない(有機化合物の合成なんかはパズルの感覚に近いものがある)。
あるいは地質調査の仕事や、科学博物館の学芸員さんなんかもよさそう。
末娘のえむみちゃんも工作好きのパズル好き。
書籍では九九の暗記に苦労しているような描写があるが、ここを乗り越えてもらった上で2桁の掛け算に悶絶しているところにインド式掛け算を教えてあげたらドはまりしそう。
工作に関しては、安全面を考慮した小学生専用の工作道具セットみたいなもの(そんなもんあるのかな?)をあげたら嬉々として色々なものを作り出すんじゃなかろうか。
ただし、えむみちゃんはGoing My Wayなタイプだから 「最終的にはこれを作ります」みたいなゴールが予め設定されている工作キットは多分ダメ(本人がゴールを知った上で作りたいというなら話は別だけど)。
道具と材料だけ与えて自由に作らせた方が喜びそう。
私の周囲にいる理系の人も、小さい頃から工作好きやパズル好きな人がかなり多い。
(一回り違う人だとプラモデルやルービックキューブにハマっていた人がたくさんいる。)
おそらくそういった遊びから空間認識能力が鍛えられ、複雑な機械を組んだり設計する際に優位になるんじゃないかと思う。
そんな私も一応理系ではあるのだが、子どもの頃は工作が嫌いで、パズルにも興味がなかった。
そしてもちろん、空間認識能力にも自信がない(設計図とか見てもすぐに構造を捉えられない)。
なのでそんなエセ理系の私からすると、小さい頃からこういったものを嗜むことができている3人が羨ましくてしょうがないのだ。
(だからと言って3人とも理系に進みなさいとは言いません。)
もしこの嗜好がえむふじんさん、そして旦那さんによる意図的な誘導によって形成されたのだとしたら、その方法を教えて頂きたいくらいだ。
●お子さんの仲の良さが羨ましい。
連続で「羨ましい」話になってしまうが、お子さん3人の仲が良いのがまた羨ましい。
と言うより、小さい頃から4歳差の妹とケンカの毎日だった私からすると、兄妹ってそんなに仲良くできるものなのかと疑いたくなるレベル(失礼だろ)。
特に不思議なのは長男のえむお君。
妹たちに少し小バカにされながらも、怒らず仲良くしている様子を垣間見るたび「なんでこんなに大人なんだ?」と不思議に思ってしまう。
恥ずかしい話、もし私が今のえむお君の年齢で妹にバカにされたら即行怒ってケンカになってる。
(今の妹から何かプレゼントされても、ありがたいとは思うけど泣きはしない。)
正直、えむみちゃんは年が離れているからまだわかる。
だが、3歳しか年が離れていないえむこちゃんとは幼少期特有の、お互いうまくいかないものに対するイラつきから衝突することはあったはずで(そう思いたい)、少しくらいわだかまりが残っていてもいいはず(そう思いたい)。
小さい頃からケンカすることがあまりなかったのか?
えむお君が過去のわだかまりを覚えないほど当時から寛容だったのか?
どうしたらこうも仲の良い3歳差兄妹に育つのか、当時の2人の状況を含め、是非知りたいし秘訣も教えてもらいたいくらいだ。
終わりに
・・・
まったく書籍の感想になってないなこれ。
ていうか「羨ましい」の1点しかないなこれ。
でもブログも書籍も面白いのは本当。
みんな、朝ごはんでも食べながら朝7時の投稿を読んで盛大に噴き出すがいいさ。
END
※追記
本書評をえむふじんさんがブログ内で紹介して下さいました。
まさかまさか…感謝の極み…
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