前回
の続き。
錦織が小学生相手にミニゲームを進める中、いつの間にかコートに入ってきた1人のジェントルマン。
もしや・・・
キッズテニスクリニック③~フェデラー飛び入り参加~
何と皆さん!
キッズテニスクリニックにフェデラー選手が来てくださいました!!
ワアアアーーーー!!!!
歓声が錦織のときと段違い。
日本開催だから錦織のファンが相当いるんだろうなと思っていたが、全然そんなことなかった。
フェデラーはやはり別格か。
長年のファンとしては嬉しい限りである。
最初は自分のラケットでテニピンに参加していたが、途中でテニピン用のラケットにチェンジ。
小学生たちとテニピンを楽しんでいた。
インタビューを終えたところでプログラムがタイムアップ。
子どもたちと記念撮影をし、退場する子どもたちをハイタッチしながら見送った。
私を含め、何人の人が小学生羨ましと思っただろう。
フェデラーと錦織も退場し、ブレイクタイムへ。
公開練習
そう時間がかからない内に、再びフェデラーが白いユニフォーム姿で、そしてエキシビジョンマッチの対戦相手であるイズナーもコートに入場してきた。
試合前の公開練習のスタートである。
途中、錦織がボールボーイに入ったり、サーブ練習でライン際にボールを置いて的当てゲームを始めるなど、終始リラックスムード。
練習の最後に、両者が1球ずつコートにボールを打ち入れて終了となった。
フェデラーとイズナーの後に入ってきたのは、初めて会場に姿を見せた国枝さんとリード。
「国枝さんって誰?」という人に簡単に説明すると、国枝さんは車いすテニスのグランドスラムを計42回(シングルス22回、ダブルス20回)制覇している元世界ランキング1位選手。
2000年代後半から10年以上に渡って車いすテニス界のトップを走り続ける、正に車いすテニス界のレジェンドだ。
というとてつもない選手なのだが、実を言うと、練習を含めて国枝さんのプレーを見るのは恥ずかしながらこれが初めて。
なので今更なのかもしれないが、国枝さんの練習を見ていて衝撃的だったことが1つ。
バックハンドの打ち方が軟式と同じだ。
普通、テニスではフォアハンドとバックハンドで打つ面が異なる。
かたやソフトテニスのバックハンドは、手首をひねってフォアハンドと同じ面で片手打ちするのが主流だ。
国枝さんのバックハンドは、まさしくソフトテニスのバックハンドそのものだった。
自分自身、硬式テニスもプレーしたことはあるが、手首への負荷を考えてバックハンドはなるべく打たないようにしていた。
何かしら専用のトレーニングでもしているのだろうか?
こちらの練習が終了すると、両者が揃ってオンコートインタビュー。
主催者が、国枝さんの要望をできるだけ叶えたいと言ったところ、
ロジャーと打ちたいですねえ
オオーー!!
おいおいそんなこと言ったら本当に
ああっと!
フェデラー選手がまたまた登場です!!
ワアアアーーー!!
ほら来ちゃった。
なんだかんだでサービス良すぎだろこのおじさん。
そんなこんなでフェデラー vs 国枝・リード組の模擬ゲームがスタート。
国枝さん、緊張のためか出だしはミスを連発。
でも数回打ち合うと本来のストロークを取り戻していた。
何度か打ち合うと、フェデラーが途中でこんなことを言い出した。
ジョンも交えてダブルスをやろう。
ニューミックスダブルス:フェデラー/国枝 vs イズナー/リード
マジか。
フェデラーからの提案に会場は歓喜。
直後にイズナーが姿を現し、錦織も審判役として登場。
僕審判得意なんですよ。
と自信満々の錦織だが、先ほどの自由すぎる錦織を見た自分には一抹の不安がよぎる。
(そしてその不安は現実のものになる。)
こうして、主催者命名「ニューミックスダブルス」を10ポイントのタイブレークで実施することに。
錦織がポイントを日本語でコールしたり、フォルトを「アウト」とコールしたり、ダブルフォルトをなくしたりと終始ゆる~い審判をしながら試合は進行。
すると途中でスペシャルゲスト2人が登場。
プロゴルファーのアダム・スコットと、プロスノーボーダーの平野歩夢だ。
平野君は相変わらずのゆる~い感じで「圧倒されますねえ」とコメント。
この緩い感じが個人的には結構好きだったりする。
途中、
歩夢君、審判変わってもらっていい?
と錦織との絡みも合ったり、ファンからしたら嬉しいサプライズだったと思う。
途中、錦織の得点操作が行われたりもしたが、最終的には9-9の接戦に。
最後は国枝さんがネットにかけて終了。
試合後に6人揃って記念撮影。
最初に撮影した方向とは反対側を向く粋な計らいも見せた。
下記に続く。
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