行ってきた。
ダメ元で抽選に応募したら、まさかの当選。
もともとこういった「引き」に関してはめっきり運がない私だが、Mr.Childrenのドームツアーでの当選といい、ここのところ抽選で当たりを引きまくっている。
正直、後々の運まで使っているような気がして怖い。
だが、生の国枝さんとフェデラーを観れる機会はおそらくこの先一生無いので、ありがたく行かせてかせてもらうことにした。
テニスと私
本編内容とは関係ないが、テニスと私の関わりについて書いておく。
興味がなければ読み飛ばしてもらって構わない。
私のテニスへの関わりは、中学時代にソフトテニス部に入部してから始まった。
本格的に競技に取り組んだのは中学時代だけだったが、高校時代、大学時代と機会があればテニスを嗜んでいた。
私がフェデラーの存在を知ったのも中学時代 、YouTubeでナダルとの試合の動画を見たのが最初だった。
縦横無尽にコートを走り回りハードヒットを繰り返すナダルに対し、冷静沈着に淡々と片手バックハンドで際どいコースに次々返球するフェデラー。
10分程度のダイジェスト映像だったが、私がフェデラーの虜になるには十分だった。
以来、陰ながら応援し続けて10年以上になる。
さすがに10年となると年齢的な衰えも見え始め、フェデラーもナダルも全盛期のプレーを年間を通して継続させることは難しくなっている。
そもそも私が大学生になった時点で、この両者がグランドスラムの決勝で相まみえる姿を見ることはできないだろうと諦めていた。
そんな中で、2017年の全豪オープン決勝で両者が対戦してフェデラーが優勝する瞬間を、テレビ越しとはいえリアルタイムで観れたときは感動したし、ひたすら嬉しかった。
今年で38歳になったフェデラー。
プレイヤーとしてコートを去る日は着実に近づいている。
そんな中で、日本で生のフェデラーを観る機会を得たことは、とてつもない幸運だったと今でも思う。
あの場に、確かに私はいた。
その証明として、記憶がなくならない内に、ここに彼らの様子をなるべく詳しく書いていこうと思う。
会場到着
会場に到着したのは午後1時頃。
開場の1時間ほど前だったが、すでにゲート前には多くの人が長い列を作っていた。
到着時は小雨だったが、徐々に雨脚が強くなり、途中から折り畳み傘を使用。
予定通り午後2時に開場。
受付を済ませるとすぐに物販店へ。
ここでもすでに列ができていたが、早めに並んだのが功を奏し、サイン入りTシャツをゲット。
その後、席を確認して座り、お昼を食べながらプログラム開始を待つ。
席はかなり後ろだったが、会場自体がそこまで大きくはないため、個人的には不満はない距離だった。
キッズテニスクリニック①~テニピン編~
会場のビジョンにオープニング映像が流れ、司会のあいさつ。
イベント参加の子どもたちがコートに入場すると、司会からサプライズゲストのアナウンス。
錦織圭選手です!どうぞ!
右ひじのケガにより療養中の錦織がゲストとして参加。
もともとこのチャリティーマッチにもフェデラーの対戦相手として参戦予定だったが、上記のケガにより参戦を取りやめていた。
会場からは歓声が上がるが、当の錦織は現れず。
申し訳ございません。
出口が混みあっていてすぐには出て来れないようです💦
そういう司会の目線の先を追っていくと、先ほど小学生が登場した出口から保護者と思しき人たちがコートに入ってきていた。
どうやら同じ出口から登場する予定だったらしい。
いや、ゲストには別の出口を用意しとけや。
少し間が開いて、錦織が登場。
ここから錦織と子どもたちとの交流イベント「キッズテニスクリニック」がスタート。
コートは半分に分けられ、片方では都内の小学生による「テニピン」の模擬授業、もう片方ではテニススクールの子どもたちによる練習が実施された。
まず錦織が参加したのは「テニピン」。
そもそもテニピンって何?という人は下記動画を参照されたい。
錦織も、テニピン用のラケットを左手に装着してテニピンを体験することに。
ラケットのはめ心地はいかがですか?
すごく気持ちいいです。
と下らないが面白いやりとりを交わしながら、子どもたちに交じる。
で、当の錦織、完全に童心に返ってた。
どんな感じだったかと言うと、
床に置かれたフラフープにボールを入れるゲームにて。
簡単ですね。
一発で入れられますか?
入れられます 。
なんて豪語しながら実際にチャレンジしたら普通に外し、
イェーイ! !
子どもたちとハイタッチ。
何だこの茶番?www
上記のゲームの続き。
子どもたちにアドバイスをもらっておきながら、
ウェーイ!!
思いっきり場外にボールを飛ばす。
やりたい放題www
子どもたちと3対3のゲーム形式で対戦。
股抜きショットを披露しようとして、
——————— !!!
別の玉にラケットを強打し、その場に悶絶。
WWWWWWWW
といった感じ。
イベントのときはいつもこんな感じなのだろうか?
キッズテニスクリニック②~テニススクール編~
やりたい放題やった後に、錦織はテニススクールの子どもたちがプレーするもう半面のコートへ。
ここではさらにコートを2つに分け、片方を小さいコートで小学2年生ほどの子どもたちが大きなボールで、もう片方を小学4年生ほどの子どもたちが小さいボールで練習していた。
で、この小学2年生ぐらいの子どもたちと錦織の掛け合いが笑えた。
錦織選手に聴きたいことある?
無いです。
無いんかい!!
その場で崩れる錦織。
ほんとにないの?
こんな機会めったにないよ?
あるけど、前で話すのはちょっと怖い。
怖いというより「恥ずかしい」と言いたかったんだと思う。
じゃあこっちで話してみ?
小学生が錦織に駆け寄り、マイクを通さず錦織に直接話かける。
『大人になったらダブルス組みませんか?』
おお~~!!
錦織が小学生の質問を反芻し、歓声と拍手が起こる。
じゃあそれまで頑張ってね。
でも、僕と組むときはおじいちゃんでしょ?
おじいちゃん!?
思わず驚く錦織に観客も爆笑。
まだ30歳だよ?
え~でもムリだよ!
大丈夫。50歳までやってるから。
小学生容赦ないwww
その後、錦織は小学4年生ほどの子たちがプレーするコートに入り、小学生からの質問に答えたり、1ポイント制のミニゲームをこなしたりした。
(ちなみにこちらでも左手にラケットを持ってた。)
錦織が小学生に走りまわされ、息を上げながらミニゲームを進めていたときだった。
コートに近い観客席から悲鳴に近い歓声が。
歓声が上がった方に目を向けると、数人の団体がいつの間にかコートに入っていた。
その中に、黒いジャージを身に着けたジェントルマンが1人。
・・・まさか。
下記に続く。
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