ドタバタギャグの裏に秘められた悲しい過去「サイボーグクロちゃん」

マンガ・アニメ

概要

 サイボーグに改造されたクロネコのクロちゃんが繰り広げるドタバタバトルコメディ。
 クロ本人は本来の猫らしく悠々自適な生活を望んでいるが、一癖も二癖もある周囲のキャラクターが引き起こした事件に巻き込まれてしまい、渋々解決のために手を貸すという流れが鉄板。

 基本はバトルメインのギャグマンガだが、日常回での性格の明るさやノリの良さからは想像できないほど悲惨で残酷な過去を抱えたキャラクターが多い

 連載は2001年にすでに終了しているが、14年後の2015年に新装版コミックが発売されるなど根強い人気を持つ。
 アニメも1999年から放映されたが、1年3か月後の2001年1月に制作会社の倒産によって放送打ち切りとなってしまった。


主要登場人物

 クロ CV:坂本千夏
 本作の主人公。
 もとはフジ井家のじいさん・ばあさんに飼われていたクロネコだったが、世界征服を目論む自称天才科学者・剛万太郎によってサイボーグに改造されてしまう。
 しかし束縛されるのを嫌う性格から剛に反抗し、フジ井家に戻るも、剛の執拗ないたずらや他のキャラクターが引き起こした事件に次々に巻き込まれ、平穏とは程遠い生活を送ることになる。

私見

 私が子どもの頃にお世話になったアニメだったが、2年ほど前にYouTubeに全話公開されたのをきっかけに全ての回を視聴し、クロちゃん熱が再燃した。

 子どもの頃よく意味わからなかったギャグも今見るとすげー笑えるし、ギャグだけじゃなくて色々考えさせられる話も点在していてそこがまたニクい。
 親父が一緒になって見ていた理由が今わかった。

 そしてとにかくクロちゃんがカッコいい。
 コタローの空母乗っ取り事件解決後にコタローを諭した時の言葉とか、復讐を窘められても納得がいかず泣きわめくチエコにかけた言葉とか…
 そこら辺のヤツが言うと薄っぺらいけど、クロちゃんが言うからこそ輝くセリフってたくさんあるんだと思う。

 また、当時の人気投票ではミーくんがぶっちぎりで1位だったけど、あれはアニメが開始して間もない頃、クロちゃんのキャラが全て明るみに出ない内に集計っしちゃった結果だと思う。
 多分もう少し後、例えばクロちゃんの過去編が終わったぐらいで集計していたら、絶対にクロちゃんが1位だったと私は確信してる。

 EDの「ポジティブ ヴァイブレーション」は今聴くとスゥっと入ってくる。
 気になってYouTubeでそのままフルを聴いてみたら、2番の歌詞が切なくて泣きそうになった。
 特に「顔で笑って 心で泣いている エブリディ」のところで、クロちゃんの笑い顔が急に浮かんでヤバかった。

 今のところアニメで個人的に一番好きな話は7話の鬼ごっこする話で、テンポよく私のツボをついてくる。
 冒頭のロミオの逆切れ、オムカエデゴンス、中松を指導するミーくん、プラモに反応する鈴木、山田サイクルのおっちゃん、ロミオの弾き語りからの撃墜、好感度落ちるぞからのクロちゃんのメタ発言…

 それにしたってオムカエデゴンスは手塚治虫作品読んでないとまず知らないよなぁ…
 放送当時の私はもちろん知らなかった。
 多分親父は笑ってたんだと思う。
 私も見直したときに「ネタ古っ」ってツッコミながら笑った。
 作者も多分子どもじゃなくて、親世代に向けたギャグとして仕込んだんだろうなぁ…

終わりに

 書きたいことを書いたら結構な量になってしまった。
 やはり子供の頃に親しんだ作品は特別ということか。

 個人的にはアニメの続編を希望してやまないのだが、無理があるだろうなあと思う。

 クロちゃんのように生きられたらなあと、ふと思う今日この頃だ。

 

 END


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