1. 発端
最近、Google Chromeが固まったり、動作が重くなることが増えた。
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なんか最近Chromeの調子が悪いな。
と思いつつ新しいタブでサイトを開こうとしたとところ、下記のような警告が。
「メモリが不足しているため、このページを開けません。」
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メモリが不足している?
警告が本当か確かめるため、タスクマネージャーを開いた。
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81%??
うん、確かにこれはかなり食ってる。
ただ解せないのは、以前と大してパソコンの使い方が変わっていないにも関わらず、メモリの使用量が増えている点だ。
もしかしたら裏で変なモノが動いているのかもしれないと思って調べてみると、「メモリ解放」のという文字が目に入った。
2. メモリ解放とは?
そもそもメモリって何なの?という話からすると、メモリとはパソコン内部にある作業台と思えばよい。
人間が作業台上でモノを広げて作業するように、パソコンは内部の作業タスクを一時的にメモリに記憶させている。
そして、作業台にモノが溢れると作業ができなくなるように、マルチタスクが過ぎるとメモリの容量が不足してパソコンが重くなる。
このパソコン内部の作業台であるメモリを整理し、不要なものを片付けて作業スペースを確保することが「メモリ解放」である。
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メモリ解放すれば、裏で動いている不要な処理を消せるかもしれない。
と踏んだ私は早速メモリ解放を試みることにした。
3. 準備
まずはメモリ解放を実行するための準備から。
メモリ解放用ソフトはいくつかあるが、Microsoftが無料の純正ソフトをリリースしているので今回はそれを使う。
3-1. メモリ解放用のソフトのインストール
① 下記リンクの「Download」を押してインストーラをダウンロードする。
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② インストーラ「rktools.exe」を起動し、下記要領でインストールする。
(1) 「Next」をクリック。
(2) 「I Agree」を選択して「Next」をクリック。
(3) 何も入力せず「Next」をクリック。
(4) 「Install Now」をクリック。
(5) インストール中。
(6) 「Finish」をクリック。
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3-2. 「empty.exe」のコピー
① インストール先から「empty.exe」を探し、コピーする。
64bit版の場合は「C:\Program Files (x86)\Windows Resource Kits\Tools」に保存されている。
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② コピーした「empty.exe」を「C:\Windows\System32」に貼り付ける。

4. 実行
準備が整ったので、実際にメモリ解放を実行する。
と言ってもやることは単純で、コマンドプロンプトを立ち上げて「empty.exe *」と打ち込んでエンターキーを押すだけだ。
(「exe」と「*」の間に半角スペースが入るので注意すること。)
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エンターキーを押した後は下図のように処理が実行される。
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処理が終われば、メモリ解放は終了である。
実際に私のパソコンで実行すると、20%近くメモリが解放させることができた。
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5. 終わりに
現在は、以前と同じ使い方をしていてもメモリの使用量が急激に増えることはなくなったが、並行作業をスムーズに進めるための手段として常用している。
今のところ大きく困ることはないが、やはりメモリを増やしたいと思ってしまうのも事実。
(まだ購入して1年ちょっとなのが痛い…)
このパソコンはできれば10年使いたいと思っているが、その頃には32GBのメモリが当たり前になっているだろうか?
次はなるべくメモリが多い機種を選びたい。
END
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