自分を捨てて得たもの。
概要
元引きこもり・しんめいPが送る、東洋哲学の入門書。
ブッダから始まり、老子と荘子の中国哲学、そして親鸞、空海の日本仏教の根っこにある考え方を破天荒かつユーモラスに解説する。
特にリアルな生活の中に取り入れづらい東洋哲学を、著者なりの解釈で経験に落とし込み、東洋哲学をより身近なものに感じさせる。
レビュー
ページ数は350ページ超えだが、2,3日で読み切ってしまった。
著者は東京大学を卒業するも、社会に馴染めず離婚まで経験し、引きこもりとなって人生のどん底に落ちた遍歴を持つ。
そんな著者が布団の中で東洋哲学と出会い、受けた衝撃や心情を書き綴ったnoteが話題となり、それが本書出版のきっかけとなった。
たった1冊のnoteで本の出版まで行くなんて正直うらやましすぎるが、当の著者は執筆を引き受けてから冒頭の「はじめに」を書くのに3年を費やしたという。
本人曰く、人からこの本がどう思われるのかを意識しすぎて筆が全く進まなかったらしいが、結局テーマである東洋哲学に立ち返ると、人からどう思われるとかは無意味ということに気づき、そこからは一気に書き上げていったようである。
本人も、(実際は著者本人が書いているのだが)本書の最初と最後では違う人間が書いているようだというが、実際読んでいる側もその雰囲気を読み取れる。
後半になるにつれて人の目を気にしなくなっているというか、もう何でもありな感じだ。
いい意味で開き直っている。
教養本というよりはエッセイに近いテイストだが、エッセイでさえももうちょっとましな文章だ。(失礼)
こんなんで本になるなら、本を書きたくても文才がないからと諦めている人たちの心理的ハードルを一気に下げてくれる。(失礼その2)
だが実際のところ、哲学の一般向け入門書としては革新的な一冊であることに間違いはない。
本書で紹介した哲学の関連図書が紹介されているのもよい。
同じようなテイストで西洋哲学の本を書いたらまた売れるんじゃないだろうか。
仏教の本を書いても面白いかもしれない。
個人的に、南和尚と対談とかしてもらいたい。
終わりに
書くことないので本書の真似をしてみた。
どいうことかは読んでのお楽しみということで。
END



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