【Excelマクロ】入門編~用語解説と導入~

Excelマクロ

 仕事の関係でマクロを使うようになったので、実際に作ったマクロを紹介、解説していこうと思う。

 まずは入門編として、Excelマクロを利用する上での基礎知識について述べる。

Microsoft Excel 2019の利用を想定しています。

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そもそも「マクロ」とは?

 「マクロ」という言葉は、業務上Execlを使う人なら一度は聞いたことがあると思う。

 そもそもマクロとは、VBAで記述されたプログラムを指す用語である。

 VBAはVisual Basic for Applicationの略で、CやJava、Pythonといったプログラミング言語の種類の一つだ。

 結局、VBAというプログラミング言語で記述されたプログラムを「マクロ」と呼んでいるわけだ。

 

 「Excelマクロ」と表記されることも多いため、Excelでしか動作しないプログラムと思うかもしれないが、そんなことはない。

 WordやPower Pointといった他のOffice製品でもマクロを使うことができる。
 (Internet Explorer(IE)を動かすこともできるが、IEは今後サポートが打ち切りとなるブラウザであるため、マクロで動作させる方法を勉強してもあまり意味はないと思う。)

 本ブログではExcelでのマクロの活用例を紹介していくことにする。

マクロを使うための環境構築

 環境構築と題したが、実作業はそこまで複雑ではない。

 Excelがパソコンに入っていればすぐに利用できるように設定できる。

 

① Excelを開く。

② 「ファイル」タブをクリックする。

 

③ 左のメニューの「オプション」をクリックする。

 

④ 左のメニューから「リボンのユーザー設定」を、右のメニューから「メイン タブ」を選択し、その下のメニューの「開発」にチェックを入れ、「OK」をクリックする。

 

⑤ メイン画面の上部メニューに「開発」タブが追加される。

 

 以上でマクロを使う準備は整った。

「開発」タブについて

 上で出現させた「開発」タブをクリックすると下図のようになる。

 この中で使用頻度が高いボタンは、上図の赤枠で囲った

・Visual Basic ⇒ マクロを編集するエディターを開く。
・マクロ 
⇒ マクロの一覧を表示する。
・マクロの記録 
⇒ Excel上での操作を記録してマクロに書き起こす。
・挿入
 ⇒ マクロを実行するボタンを配置する。

の4つだ。
 (というか基本はこの4つしか使わない。)

 

 「Visual Basic」ボタンを押すと、下図のマクロを編集するエディターVBE(Visual Basic Editor)」が開く。

 詳細は今後執筆予定の記事で見ていく。

 

 「マクロ」ボタンを押すと、下図のマクロ一覧を表示するウィンドウを開く。

 

 「マクロの記録」をクリックすると下図のウィンドウが立ち上がる。

 「マクロの記録」では、Excel上での操作をVBAのコードに書き起こし、それをVBEに記録していく。

 すなわち、VBAのコードを知らなくても、マクロで実行させたい操作をExcelの画面上でするだけで勝手にマクロを書き上げてくれるのだ。

 単純な繰り返し作業のマクロを書くときや、コードを確認するときにかなり便利な機能である。

 「マクロの記録」については別記事で詳細を扱う予定だ。

 

 「挿入」ボタンを押すと、マクロに関連する様々なオブジェクトをExcelシートに挿入することができる。
 オブジェクトの中で最も代表的かつ頻繁に使われるのが、押すことでマクロが実行される「ボタン」だ。

 この「ボタン」でマクロを実行する方法も別記事で扱っていくことにする。

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終わりに

 本記事では、Excelマクロの基本的な用語、導入方法等を扱ってきた。
 切りが良いので、初回はここで締めることにする。

 次回は「マクロの記録」機能を中心に、上で紹介した4つのボタンを実際に使って比較的簡単なマクロを作ってみようと思う。

 

 END

 

 ※追記
 「マクロの記録」を使ってマクロを作る方法について書いた。

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