約2年半前に、docomoからUQ mobileにキャリア変更した。
なんだかんだで巷でよく言われる2年という期間使い続けてきたが、今回再度機種変更とキャリア変更を敢行した。
変更の動機
それぞれどう変更したかは下記の通り。
機種
Xperia 8 Lite ⇒ Google Pixel 7a
キャリア
UQ mobile ⇒ mineo(Dプラン)
少しでも日本企業を支えようと国産スマホを使い続けてきたが、今回初のGoogle Pixel。
最初はXperiaも選択肢に入れてたんだが、比較してみると
Google Pixel 7a (候補1) | Xperia 10 IV (候補2) | Xperia 8 Lite (現使用機種) | |
本体サイズ | 152mm×72.9mm×9mm | 153mm×67mm×8.3mm | 158mmx69mmx8.1mm |
メモリ (RAM) | 8GB | 6GB | 4GB |
ストレージ (ROM) | 128GB | 128GB | 64GB |
価格 | 58,000円 | 53,900円 | 35,640円 (購入時の価格) |
といった感じで、最終的にメモリが多いGoogle Pixel 7aを購入することにした。
(価格は価格.comでのSIMフリー端末の最安値。)
というのも、Xperia 8 Liteのメモリが少なすぎるせいで、最近はスマホの動作がかなり重くなっていた。
特にMove To Earnを始めて歩数計連動型アプリを複数導入した頃から動きの鈍さが顕著になり、結構ストレスになっていた。
このストレスからの解放を2000円で買うことにしたわけだ。
続いてキャリアだが、これはau回線からdocomo回線への変更(というか回帰?)が大きな目的だ。
というのも、UQ mobileに変更した後、会社でスマホを使おうとすると全然電波が入らない。
自分が普段業務時間帯にいる部屋は建物の内側にあり、確かに電波は届きにくいのだがdocomoだったときは何の問題もなかった。
会社の人に聞いたところ、どうやら会社の近くにdocomoの基地局があるらしく、docomo回線ユーザーであれば基本的に会社の建物内のどこでもスマホの使用に困らないのだという。
それでもすでにUQ mobileに変えてしまった手前、休憩時間などでスマホを使うときは建物の端に移動するなど、だましだましUQ mobileを使い続けていた。
しかし、先月に長女が保育園に入園したことで、緊急時の連絡などに即座に対応する必要が生じ、この状況を放っておくわけにもいかなくなった。
そこでdocomo回線を使う格安スマホキャリアを探したところ、ヒットしたのがmineoである。
自分は知らなかったが、格安スマホ業界では古株なキャリアらしい。
mineoを選択した理由は主に下記の3つ。
回線選択が可能
個人的に一番魅力的だったのは、使用する回線をdocomo、au、SoftBankのいずれかから顧客が選択できる点。
前述したような状況なので、最初はdocomoにするが、それでもダメならSoftBankにするという感じで保険をかけておくことができる。
初回12か月間基本料金528円引き
これは2023年11月までの申込で適用されるキャンペーンなので既に終了してしまっている。
11月末のギリギリまで考えていたため滑り込みで適用を受けることができた。
自分が申し込んだのは5GBで1518円のプランだったため、初回1年間は基本料金が月990円となる。
自分が残データ量を気にすることなく使えるラインの5GBのプランがあるのもありがたい。
契約事務手数料3,320円引き
mineoはAmazonにて、契約事務手数料を無料にするエントリーパッケージを提供している。
通常だとエントリーパッケージは350円するのだが、Amazonのブラックフライデーの割引で80円で購入。
ほぼほぼ本当の意味で、契約事務手数料を無料にできた、
結局金です。うん。
よって、ストレスフリーなスマホ操作と電波受信状況の改善を目論み、3度目の機種変更とキャリア変更に臨んだ。
手順
1. 事前準備
まず事前準備として、Google Pixel 7aの端末本体、ケース、画面保護ガラス、mineoエントリーパッケージ(ダウンロード版)の購入、本人確認書類の電子データ化をしておく。
Google Pixel 7aの端末本体は、SIMフリー端末を価格.comで最安値を調べて購入。
ケース、画面保護ガラス、mineoエントリーパッケージ(ダウンロード版)はいずれもAmazon(各リンク先)にて購入。
また、申し込みの過程で本人確認書類のデータ提出を求められるため、スムーズに提出できるように予めパソコンやスマホ内にデータを仕込んでおくと良い。
データはスマホで撮影した写真データで問題ないが、現住所の記載がある書類、面を必ず撮影すること。
2. mineoにて申し込み
料金プランを決めて、下記リンクから申込手続きに入る。
通常、スマホのキャリア変更にはMNP予約番号が必要だが、mineoではMNP予約番号なしで手続きを進めることができるMNPワンストップを利用できる。
MNPワンストップ対象業者間でしか適用できないが、UQ mobileも対象業者だったため試すことにした。
途中まで進むと「お申し込み方法選択」の画面が出てくるので、ここで必ず「エントリーコードでお申し込み」を選んでエントリーコードを入力する。
エントリーコードは、①Amazonの注文履歴から「注文内容を表示」⇒②「商品を表示」⇒③エントリーコード表示画面で確認できる。
次にMNP申込画面が表示されるため、MNPの方法で「MNPワンストップ」、移転元事業者と移転元サービスを選択し、携帯電話番号を入力して次に進む。
後はよくある個人情報入力だが、途中で本人確認書類をアップロードを要求されるため、事前準備で撮影しておいた写真データを提出する。
無事に申込が完了すると、「【mineo】サービス仮申し込みのお知らせ」というメールが届ので、記載されているURLを踏む。
するとmineoのマイページにアクセスに必要なeoIDとそのパスワードの登録が完了する。
さらに「【mineo】サービスへのお申し込みありがとうございます」というメールが届き、記載のリンクからSIMカード発行・発送までの進捗状況を確認することができる(下図)。
3. MNP転出手続き
MNPワンストップを申し込んだ場合、先述のメールと併せて「【mineo】MNPワンストップの申し込みを受け付けました。」というメールが届く。
このメール記載のURLを踏むと、現在契約しているキャリア(今回はUQ mobile)のマイページに飛ぶので、そこからMNP転出手続きを7日以内に必ず済ませる必要がある。
この手続きを済ませないと、先述した進捗状況が「1|審査待ち」から一向に進まない。
自分も5日ほどこのMNP転出手続きの必要性に気づけず、慌てて手続きを済ませたところ、進捗が一気に「3|審査中(50%)」まで飛び、その日の内に審査が完了し、「【mineo】サービス手続き完了とご利用にあたってのお知らせ」というメールが届いた。
そしてその翌日夜にはSIMカードが発送され、その翌日にはSIMカードが手元に届いた。
4. 回線切替⇒SIMカード挿入⇒ネットワーク設定
SIMカードが届いてからの流れは下記のガイドに詳しいので詳細はこちらに任せ、本記事では簡単に述べる程度に留める。
(本ガイドは、冊子でSIMカードに同梱されている。)
SIMカードが手元に届いたら、まずmineoのマイページでMNP転入手続きをする。
(その際、旧端末、新端末共に電源をOFFにする。)
これを実施すると、利用キャリアが完全にmineoに変更され、「【mineo】携帯電話番号ポータビリティー(MNP)転入切替手続き受付のお知らせ」というメールが届く。
UQ mobileの場合、上述のメールとほぼ同時に「au ID変更のお知らせ」というメールが届き、解約を知らせてくれる。
次に、届いたSIMカードを新端末に挿入し、電源を入れる。
Google Pixel 7aの場合、最初にGoogleアカウントへのログインが求められる。
アカウントのログインに際し、2段階認証の対象端末をスマホに設定している場合、旧端末でも操作する必要があるため、旧端末の電源も入れておく。
(MNPの切替が終わっちゃってるけど問題ないのかと一瞬疑問に思うかもしれないが、Wi-fi等のネットワーク環境があれば旧端末での2段階認証が可能。)
新端末の立ち上げが終わったら、最後にネットワーク設定をする。
Androidの場合、本来だと入力を要する操作があったりと少し面倒な作業になるが、Google Pixel 7aの場合はこのネットワーク設定が自動で実施されており、立ち上がった直後には既にモバイルネットワークが使える状態になっていた。
ただ、設定を確認したところmineoが指示している設定と少し違ったため、そこは修正した。
5. 各種アプリ・データ移行
最後に、旧端末のアプリ・データを新端末に移行する。
旧端末もAndroidだし、せっかくなのでCMでも謳われている、USBケーブルを使ったデータ移行を試してみることにした。
USBケーブルはGoogle Pixel 7aに付属しているものを使えばよい。
方法はGoogle Pixel 7aがチュートリアルを示してくれるので、その流れに則って実施した。
使ってみた実感としては、かなり便利。
データ移行とアプリのインストールを一気に実施してくれるので、これらを手動でする手間が省けるのは大きい。
いくつかのアプリはアカウントの引き継ぎまで済んでいて、すぐに使える状態になっていた。
だが、そのようなアプリはやはり少数派で、大半のアプリはアカウントの引き継ぎを手動で実施せざるを得なかった。
それでも大半の引き継ぎ作業は、数時間で完了した。
数時間というと長く聞こえるが、前回docomo⇒UQの切替時には、データ・アプリ移行で3日を要したことを考えるとかなりの時間短縮だ。
もちろん、作業時間はデータ量やアプリの数で変わってくるが、それでも大半の人は前回よりもスムーズに移行作業を完了できると思う。
使用感
今のところ問題なく使えている。
一番の懸念事項だった会社内での電波受信も、docomo回線にしたおかげでどこでも受信できるようになった。
ケースが前より厚めだったが、まあ許容範囲。
Google Pixel 7a本体に関しては、イヤホンジャックが無いことを完全に見落としていたが、今はShokz(骨伝導イヤホン、無線)を使っているし、万が一有線イヤホンを使う場面が出てきても変換ケーブルで対応できるので困ることはないだろう。
また、メモリが倍になったおかげか、動作がかなりスムーズ。
タッチパネルの反応も早いし、アプリの立ち上げに要する時間もかなり短縮されて大分ストレスが緩和された。
終わりに
前回のキャリア変更は色々ドタバタしたが、今回は割とスムーズに進められた。
Xperia 8 Liteは2年半もったのでこれは超えるとして、今回は4年、欲を言えば5年使いたい。
END
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