「小林さんちのメイドラゴン」の詳細は下記を参照。
微妙に複雑で2回読んだ。
感想(ネタバレ注意)
さて、前巻で才川たちを人質に取り、トールを力の儀へ強制的に参加させることに成功したロキ。
これは面白い展開になって来たぞと読み進めたが、ところどころ話が複雑。
大筋としては、ファフッさんがロキの思惑を読んだ上で逆のスタンスを取って出し抜いたわけだが、細かい部分では謎が残った。
例えばファフッさんの過去の話。
ロキを憎むに至った理由の候補が3つくらい上がってたが、結局どれなんだ?
弟(と思しき人物)は出ていたが…
元ネタの神話がわかってないと厳しいのだろうか。
ただ2周目には、1周目では気づかなかった伏線に気づけたりと楽しめた。
ホワイトが浅戸に対してキレたシーンなんかもその1つだ。
ただ1周目にしても2周目にしても、一番のハイライトは小林さんの突撃だろう。
間違いなく、本人に最も緊張感がない突撃だが、小林さんの宗教観がここで発揮されるとは…
にしても、小林さんの存在がどんどん向こうの世界で大きくなっていくな。
あと、最後に滝谷がシンを折ったみたいな話ししてたけど、そんな話あったか?
ん?そう言えば前巻の読み切りが今回の話と関わってくると作者が言ってたな…
…ん?…あ?…あれ?あ、そういうこと??
あ、だからテルネがあのときあんな反応してたのか。
ああ、色々合点がいった。
じゃあ彼があの世界に行ったのは2回目だったってこと?
なんというか…これは今まで気づかなかった俺がバカなのか?
終わりに
ファフッさんとトールの共通の因縁が絡んだ話も終わり、いよいよ物語全体が佳境に差し掛かってきた感がある。
とはいえ、ここからどう展開するのか。
ルコアの長編が無いからやるとして、テーマは?
3つの勢力による体制が崩れたりするのだろうか。
ありがちなのは、トール一派が新しい勢力を立ち上げるというシナリオだが…
END
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